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簡単に動画圧縮についての知識を深める3つのコツ

前回少し解像度のお話をさせていただきましたが、今回は「動画圧縮」について解説させていただきます。

動画圧縮にもたくさんの種類がありますので、混乱されている方も多いのではないでしょうか?

我々のように動画制作に携わる人間であれば、深い理解が必要ですが、一般の方でも表面の知識だけ覚えておくと大変便利です。

今後ビデオカメラを購入する場合や、自分で映像を編集してみようかなと思った時に必ずお役に立つ話だと思いますので、最後まで読んでいただければと思います。

 

コツ① 深く考えず、大枠で捉える

映像の圧縮形式の話になると難しい言語が飛び交うのですが、それらの難しい言語はすべて無視してください。まずはざっくりと大枠で捉えることが非常に大事です。

動画データには色々な拡張子がありますよね?

・mov

・mp4

・avi

・wmv

まずはこの拡張子に対するざっくりとしたイメージをつかみます。

・mov 

→Appleが開発したので、 MACととても相性がいい

・mp4

→movと同じくMACと相性がいい

・avi

→movに対抗するために開発されたのでWindowsと相性がよく、MACとの相性は悪い

・wmv

→マイクロソフトが開発したので、Windowsととても相性がいい

このような感じです。

「拡張子」は箱のようなものだと思ってください。再生する環境によってその箱を変えていくようなイメージです。

 

コツ② 拡張子と圧縮方式は別だと理解する

拡張子が同じmovであったとしても、実際はまったく違う圧縮方式が使われています。

先ほど書かせていただいたように、拡張子はあくまで箱であって、外見の箱が同じであっても、中身はそれぞれ全く違うということを覚えておきましょう。

 

コツ③ 次は中身について。まずは、h264だけ覚えよう!

拡張子は箱であるという理解ができたら、次は中身についてざっくりととらえていきます。

圧縮の方式もたくさんありすぎて混乱するので、最初にこれだけ覚えてください。

・h264(エイチ、ニーロクヨン)

この圧縮方式はとにかく最高なんです!

データ容量をかなり少なくできるのに、あまり映像が荒れないんです!!

なのでこの形式はめちゃめちゃ使われています!

昔、後輩に「h264って何なんですか?」って聞かれたことがありました。

私はこう答えました。

「深く考えるな。h264はデータを軽くできるのに映像が荒れない魔法だ。」

荒れないといっても容量が少なくなるということはかなりの圧縮はされているので、色が変わってしまったりと、もちろん万能ではありません。

ですのであくまで仮編集で見てもらう場合や、メールで送信する場合に多く使われています。

最近はミラーレス一眼でも動画が撮影できる機種が多くありますが、拡張子がmp4で圧縮方式がh264っていうのが多いです。

この場合はそもそも撮影した素材がかなりの圧縮がされてしまっているということを念頭に映像編集をしていきましょう。

やはり理想は、圧縮率の低い撮影素材を使って編集していくということになります。

 

映像の拡張子と圧縮方式が理解できるようになると、映像編集もすごく捗るようになります。

なので、まずは「深く考えずに大枠でとらえること。」を意識して、色々なデータを扱ってみてください。

難しい言語は検索すればたくさん出てくると思いますが、その解説もこれまた難しかったりします。

このようなコツを紹介しているサイトはあまりないと思いますので、これからもそのコツの部分を少しづつアップしていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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